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C#, Xamarin, WPFを中心に書いています。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。なお掲載内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

認証プロキシ環境でXamarin for Visual Studioをインストールする方法

はじめに

Xamarin for Visual Studioを利用するにあたって、認証プロキシ環境では以下の二つの大きな壁が存在します。

  1. Visual StudioインストーラからAndroid SDKがインストールできない
  2. Xamarin.Formsのプロジェクトがビルドできない

本エントリーでは、認証プロキシ環境で上記の二つの壁をクリアし、Xamarin for Visual Studioライフを送れるよう環境構築することを目的とします。

前提条件

認証プロキシの問題を回避するため、Fiddlerを利用します。
Fiddlerというと、とっつきにくいイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、誰でもできる簡単手順を図解しますので、ぜひ試してみてください。

手順概略

以下の手順で進めていきます。

  1. Fiddlerのセットアップ
  2. Visual Studioのインストール
  3. Android SDKの個別インストールとVisual Studioとの紐づけ
  4. Xamarin.Formsプロジェクトを作成し、ビルドを実行

なお、場合によっては3.は不要なケースもあります。
2.のインストール完了時に、Android SDKのインストールエラーが発生していた場合のみ、3.を実施してください。

それでは、張り切って行ってみましょう~。

Fiddlerのセットアップ

まずはFiddlerをセットアップし、認証プロキシ環境で、認証プロキシに未対応なアプリケーションが動作する環境を作成します。
以下のリンク先の記事にしたがって、セットアップしてください。

なお、セットアップの完了後、Fiddlerは起動したままにしておいてください。

qiita.com

Visual Studioのインストール

Visual Studio with Update2 をインストールします。
このとき、Webインストーラを選んでもかまいませんが、できればISO形式の方が余計なリスクを抑えられるかと思います。
MSDNか、以下のサイトからダウンロードが可能です。

https://www.visualstudio.com/downloads/download-visual-studio-vs

インストーラが起動したら、カスタムから、必要なコンポーネントを選択してインストールします。
このとき、最低限以下を選択してください。(Xamarin.Forms向けの開発はする前提です)

なお上記のうち、「AndroidMicrosoft Visual Studio エミュレーター (2016年1月)」に関しては、実機のみで開発予定であれば不要です。
また、上記エミュレーター以外のエミュレーターを利用する予定の場合も、同様に不要です。

また、UWPアプリケーションも開発する予定の方は、以下も選択してください。

Windows 8.1Windows Phone 8.0/8.1向けの開発を予定している方は、さらに追加で以下を選択してください。

必要なコンポーネントの選択が完了したら、インストールを開始してください。
なお、それなりの時間がかかります。
インストールが終わったら次のステップへ進みます。

Fiddlerはまだ起動したままにしてください。

Android SDKの個別インストールとVisual Studioとの紐づけ

Visual Studioのインストール時にAndroid SDKのインストールが失敗していなかった場合は、本章はスキップして次へするめて下さい。
本章では、Android SDKのインストールに失敗した場合に、手動でインストールして紐づける方法を説明します。

詳細な手順は以下のリンク先を参照してください。

qiita.com

設定が終わったら次のステップへ進みます。 Fiddlerはまだ起動したままです。

Xamarin.Formsプロジェクトを作成し、ビルドを実行

Visual Studioを起動し、新規プロジェクトでXamarin.Formsのプロジェクトを作成します。

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上記のように、Cross-Platformの下の、Xamarin.Formsのプロジェクトを選択して作成してください。
作成が終わったらビルドを実行し、ビルドが正常終了したらすべての手順は終了です。

ここで、Fiddlerを終了してください。

なお、次回以降のビルド時はFiddlerの起動は不要です。
Xamarin.Formsの初回実行時に必要コンポーネントのダウンロードが発生するために必要な措置でした。

したがって、なんらかのバージョンアップがあった場合、再度Fiddlerが必要になるケースは考えられます。

さいごに

本当は、Fiddlerを使わないで済む方式があれば、そうしたかったのですが、ずいぶん試行錯誤しましたがいい方法が見つかりませんでした。。。
何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お知らせいただけると助かります。

また、何かもっと良い解決策が見つかりましたら修正したいと思います。

それでは良いXamarinライフを!