「iOS Simulator for Windows」で「Faild to install」とエラーができて配置がエラーになることがあります。
本エントリーでは上記配置エラーが発生した場合のリカバリー方法を記載します。
なお「iOS Simulator for Windows」をまだ利用していない人は、以下のエントリーをご覧ください。
- 発生条件
- 1. Windows側のiOS Simulatorを終了する
- 2. Mac側でiOS Simulatorを表示する
- 3. iOS Simulatorをリブートする
- 4. Visual Studioの設定をいったん元に戻す
- 5. Mac側のiOS Simulatorへ一度配置する
- 6. 「Remote Simulator to Windows」を有効にする
- 7. 「iOS Simulator for Windows」を起動する
- 最後に
発生条件
新しく作成したプロジェクトの初回配置時に「iOS Simulator for Windows」を配置先とした場合に発生します。
なお、一度「iOS Simulator for Windows」への配置が成功した以降は、ソースの変更・リビルドを実施した場合でも、本エラーは発生しなくなります。
1. Windows側のiOS Simulatorを終了する
既に閉じている方はそのまま2.へ次へ進んでください。
上の画面から、エラーダイアログとWindows側のシミュレータを閉じてください。
2. Mac側でiOS Simulatorを表示する
まずは、Macにログインしてください。
既にiOS Simulatorが画面に表示されている人は、本章を飛ばして3.へ進んでください。
続いてVisual Studioの以下の「Show iOS Simulator」ボタンを押下してください。
するとMac側で以下のような画面が表示されます。
ここでは「OK」ボタンを押下してダイアログのみ閉じてください。
シミュレーターはそのままで!
実のところ、元々シミュレーター自体は起動しています。
配置に失敗してフリーズしているだけの状況だと思うので、起動はできなくて問題ないと思います。
メニューを表示したいために「Show iOS Simulator」ボタンを押していただいたわけです。
3. iOS Simulatorをリブートする
以下のようにメニューから「Reboot」を押下して、iOS Simularotをリブートしてください。
リブートされたら次へ進みます。
4. Visual Studioの設定をいったん元に戻す
Visual Studioの「ツール」->「オプションlから「Remote Simulator to Windows」のチェックボックスを一度OFFにしてください。
5. Mac側のiOS Simulatorへ一度配置する
この手順が絶対に必要です。
新たに作成したプロジェクトでは最初の一度のみ必ずMac側のiOS Simulatorへ配置してください。
以降は、リビルドしても「iOS Simulator for Windows」で直接配置して問題ありません。
6. 「Remote Simulator to Windows」を有効にする
Visual Studioの「ツール」->「オプションlから「Remote Simulator to Windows」のチェックボックスをONにしてください。
7. 「iOS Simulator for Windows」を起動する
あとは普通に配置してデバッグできるはずです。
ドドン!
最後に
「iOS Simulator for Windows」面白いのでぜひ皆さんも試してみてください。
Alphaに上げないといけないのがつらいですけどw
「iOS Simulator for Windows」のエントリーは以下にも記載しています。
動作の様子の動画もありますので良かったら見てみてくださいね!
では!