nuits.jp blog

C#, Xamarin, WPFを中心に書いています。Microsoft MVP for Development Technologies。

ハンズオンで裏表 色違いのカードで進捗表示してもらったら便利だった件の詳細

先日、Prism for Xamarin.Formsのハンズオンを開催しました。このハンズオン自体は実は2回目で、以前Infragisticsさんと共催で1回目を実施しています。

その際に、全員の進捗状況の把握が困難だという問題に気が付きました。そこで今回は、以下のような裏表で色の違う赤青カードを利用してみました。

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結論から言いますと、これは大成功でした。

  • 終わった後に「ドヤッ!」と青にするのが案外楽しい
  • 手間取っている人が、自己申告しなくてもメンターが支援に入れる
  • 全体の進捗が把握でき、進行速度を調整できる

そこで今回運用して気が付いた点なんかを、簡単に紹介しておきます。

運用方法

つぎのように回すとうまくいくと思います。

  1. そのセクションのハンズオンの目的と概要などの説明
  2. 全員にカードを作業中(今回は赤)の色に変えてもらう
  3. 作業開始
  4. 作業が完了した人は、カードを完了(今回は青)の色に変えてもらう
  5. ある程度時間経過したところで、未完了の人にはメンターにマンツーマンで着いてもらう

費用の目安

名刺用の印刷用紙に、コンビニで両面カラープリントする想定で、1枚15円程度になります。

詳細は以下のとおり。

項目 価格 数量 単価[円/枚]
名刺用 印刷用紙 334 100 3.34
印刷費用 120 10 12
合計 15.34

用紙の選択肢

用意が簡単なのは、私が思いついた範囲では次の2パターンです。

  • 名刺用の印刷用紙に両面色を塗る(プリントする)
  • 最初から表裏違う厚紙(こんな感じのやつ)を使用し切り分ける

品質が高いのは多分後者ですが、安いのは前者です。今回は前者を利用しました。

名刺用紙を利用する場合、つぎの二点に気を付けてください。

  • マイクロミシンの入った用紙を使えば切り分けが簡単
  • 家庭のインクジェットで印刷すると、特定の色に偏ってインクを大量消費することになるので、コンビニプリントなどを利用する

IT化すべきか否か?

座席表を作成して、ステータス管理できるような仕組みを作ってみようかとも思いましたが、おそらく紙運用の方が良いように思えます。

  • コストが安い(一人頭15円程度)
  • 紙をデスクにおいてもらった方が、人とステータスがダイレクトに紐づくので楽

後者は全員Holo Lens被るという対策がないではないですが、現実的じゃないですよね(特定の団体除く)。

残課題?

今回は両面で赤青を利用した2つのステータスを管理できるようにしましたが、本当は「Help me!!」な状態を表す3つ目の色があると本当は便利です。

例えば、紙を二つ折りにして、4面確保すれば4つまでステータス管理できますが、ハンズオン参加者の運用ミスが増えそうですし、印刷も面倒です。そこまでやる必要があるか怪しいところです。

結局、今回の運用がベストなのかもしれません。

元ネタ

ババ・ガンプ・シュリンプという、フォレスト ガンプをテーマにしたエビをメインで扱ってるお店でご飯を食べていた時に、オーダーストップが看板の赤青裏表で指定できるのを見て閃きました。

シュラスコのコースターなんかも、ヒントになったと思います。その理由から、私の中では勝手にババ ガンプ メソッドと勝手に呼んでます(真似しないでいいですw)。

そんなわけで、非常に便利で低コストで敷居の低い方法だと思いますので、良かったら参考にしていただければ幸いです。何か改善案があれば共有していただけると、なおうれしいです。

以上です。