SQL Serverのサンプルデータベース「AdventureWorks」をDocker上のSQLサーバーで利用するためのコンテナイメージを公開しました。
これを利用することでローカルにSQL Serverをインストールすることなく、AdventureWorksを利用することができ、クリーンな環境でデータベース接続アプリケーションの評価などに利用できます。
なおDocker初心者なのでDockerfileが本来はあまり良くないかもしれません。特にSQL Serverを明示的に停止していないあたり?ご指摘あればIssueたてて頂けると助かります。
https://github.com/nuitsjp/docker-adventureworks/blob/master/Dockerfile
前提条件
現在、動作確認しているのは以下の環境のみです。
- Docker for Windows Version 2.1.0.3
また現状では全文検索関連の機能は無効な状態です。
利用方法
次のような手順で実行します。
- イメージの取得
- コンテナの作成
- コンテナの起動
- 利用
- コンテナの停止
- コンテナの削除
- イメージの削除
Windowsユーザーに分かりやすく説明すると以下に近いと考えて良いと思います。
- イメージの取得 > OSのISOファイルのダウンロード
- コンテナの作成 > ISOからVMへインストール
- コンテナの起動 > VMの起動
- コンテナの停止 > VMの停止
- コンテナの削除 > VMの削除
- イメージの削除 > ISOファイルの削除
イメージの取得
docker pull nuitsjp/adventureworks:latest
コンテナの作成
取得したイメージからadventureworksという名称のコンテナを作成します。
docker create --name adventureworks -e ACCEPT_EULA=Y -e SA_PASSWORD=P@ssw0rd! -p 1433:1433 nuitsjp/adventureworks:latest
ここでは、saパスワードとSQL Serverを接続するポートをあわせて指定してコンテナを作成しています。
コンテナの起動
docker start adventureworks
利用
SSMSでつなぐなり、プログラムから接続するなり自由に利用できます。パスワードは起動時に指定した「P@ssw0rd!」です。
コンテナの停止
docker stop adventureworks
コンテナの削除
docker rm adventureworks
イメージの削除
docker rmi nuitsjp/adventureworks:latest