先日、C# Tokyoというコミュニティイベントとして、オンラインライブ配信イベントを行いました。
実際にどんな感じなのかは、録画をYoutubeにアップしていますので、良かったらご覧ください。
C# Tokyo オンライン「世界一わかりやすいClean Architecture」他 - YouTube
この時、Microsoft Teamsのライブ配信機能である、Teams Live Eventを利用したのですが、非常に使い勝手が良かったので紹介したいと思います。
特に
- 匿名ユーザーがブラウザのみで手軽に視聴できること
- 配信する側もTeamsアプリ一つだけで始められる
- 複数人による配信をサポートしている
といったあたりの特徴が、手軽にイベントを開催で来て非常に魅力的です。匿名ユーザーの利用方法を、つぎの記事にまとめてありますので、どれほど簡単かぜひご覧ください。
Teams Live Eventとは
コミュニケーションツールであるTeamsは皆さんもご存じかと思います。Teamsを利用されている方は、実際にTeams会議でオンライン会議をしたこともあるかもしれません。
Teams 会議と、Teams Live Eventの最も大きな違いは、参加者の最大人数にあります。Teams会議が250人までなのに対し、Teams Live Eventの場合は10,000までの同時接続が可能です。
その他の、私がとくに意識している差異は以下の点にあります。
項目 | Teams Live Event | Teams会議 |
---|---|---|
最大利用者数 | 10,000 | 250 |
匿名ユーザー | 〇 | 〇 |
匿名ユーザーの参加 | 自由 | 許可制 |
視聴者の遅延 | 10~20秒程度 | ほぼリアルタイム |
双方向コミュニケーション | 遅延があるためやや困難 | 優位 |
複数の配信者による開催 | 〇 | 〇 |
配信者と受信者の分離 | 〇 | △(発言禁止にできない?) |
ある程度小規模で、リアルタイムなコミュニケーションを活用しながら進めるイベントであればTeams会議を、大規模イベントでQ&Aなどをのぞき、基本的に運営サイドで情報発信をコントロールしたい場合は、Teams Live Eventが向いているかと思います。
利用制限について
Teams Live Eventは、誰でも使えるという訳ではなく、ライセンス的な制約があります。
2020.04.15時点では下記の方が利用可能なようです。
- Office 365 Enterprise E1、E3、E5 のいずれかのライセンス
- または Office 365 A3 または A5 ライセンス
E系は企業向け、A系は教育機関向けで、特に年間契約が必要になるあたりが個人利用の足かせとなります。
新型コロナウィルス対策で6カ月試用ライセンスについて
2020.04.18現在、Microsoftさんからコロナ対策として6カ月の試用ライセンスが提供されています。
ただいくつか制約があるようでで、特に気になるのは、もしかすると法人格がないとダメかもしれないということです。もともとEnterpriseライセンスですし。
そのあたりもリンク先に記載があるので御覧ください。