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nuits.jp blog

C#, Xamarin, WPFを中心に書いています。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。なお掲載内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

Xamarin で iOS Simulator for Windowsを導入する方法 [2016.07.05 改稿]

2016.07.05 以下の内容を改稿しました。
* Stable Channelでも利用可能なことの確認に基づき内容の訂正

2016.05.01 以下の内容を改稿しました。
* 利用可能なBeta Channelでも利用可能なことの確認に基づき内容の訂正

ここ何回か、iOS Simulator for Windowsのエントリーを書いてきました。
以前のエントリーでも述べましたが、iOS Simulator for Windows は非常に快適です。

どう快適か、動画を撮ってみましたのでぜひ見てみてください。

Xamarin for Visual Studioを利用する人からすると、一度なれると元に戻れません。
本エントリーでは具体的な利用手順を説明いたします。

前提条件

  • WindowsPC に最新版のXamarin for Visual Studioをインストール済みであること
  • MacOS X El Capitanがインストール済みであること(最新のXcodeのインストールに必要)
  • MacXcode 7.3がインストール済みであること
  • Macに最新のXamarin Studioがインストール済みであること

Xamarin for Visual Studioのアップデートの仕方について、ご存じない方は以下のエントリーをご覧ください。

nuits.hatenadiary.jp

なお本エントリーでは、Xamarin for Visual StudioからMacへ接続して、Mac上のSimulatorでのデバッグ経験がある方を対象としています。

iOS Simulator for Windowsをインストールする

iOS Simulator for Windows」は以下からダウンロードしてください。
https://developer.xamarin.com/guides/cross-platform/windows/ios-simulator/

落としたらインストーラに従ってインストールしてください。
インストールはWindows側に行います。
Mac側は特に何も必要ありません。

インストール自体はインストーラに従って実行するだけなのですが、インストール完了後に何もメッセージが出ずいきなりインストーラが終了するため、落ちたのかと勘違いしがちです。
プログラムのアンインストールから見て、以下のように表示されていれば問題ありません。

f:id:nuitsjp:20160430130030p:plain

非常に小さいアプリです。
これはiOS Simulator for WindowsがSimulator本体ではなく、Mac側のSimulatorのリモートクライアントでしかないためです。

動作確認するアプリケーションを用意する

今回はXamarinの公式サイトのサンプル「TaskyPro」を利用します。
以下からダウンロードしてください。
https://developer.xamarin.com/samples/mobile/TaskyPro/

ダウンロードしたら、zipファイルを解凍してTaskyPro.slnをVisual Studioにて開いてください。
まずは普通にXamarin Mac AgentでMac側のBuild Agentへ接続して、プロジェクトをビルドしてください。
ビルドが完了したら次の手順へ進みます。

Macのシミュレータでデバッグ実行する

新しいXamarin.iOSのプロジェクトを作成した場合、まずはMac側のSimulatorへ一度配置します。 こんな感じで。

f:id:nuitsjp:20160430130105p:plain

配置して起動確認が取れたらデバッグを止めてOKです。

なお、これは絶対に必要な手順です。(2016/07/05現在)
初回の配置で「Remote Simulator for Windows」にチェックを入れて実施しようとすると(いきなり「iOS Simulator for Windows」に配備しようとすると)、以下の画面のように「Faild to install」エラーが発生して配置できません。

一度配置した後は、コードを修正してリビルドしても、直接「iOS Simulator for Windows」に配備して問題ありません。

Remote Simulator for Windows を有効にする

まずVisual Studioの「ツール」->「オプション」からダイアログを開いてください。

f:id:nuitsjp:20160430130155p:plain

その後、オプションダイアログの下のほうから「Xamarin」->「iOS Settings」を開きます。

f:id:nuitsjp:20160430130233p:plain

開いたら上の画面内の「Remote Simulator for Windows」にチェックを入れて、OKボタンを押下します。
以上で設定は完了です。

iOS Simulator for Windowsデバッグする

では「iOS Simulator for Windows」でデバッグしてみましょう。
といっても、何も必要なことはありません。
MacのSimulatorでデバッグするのと同じです。
Xamarin Mac Agentがつながっていないといけないのも同じです。。。

ではレッツトライ!

f:id:nuitsjp:20160430130332p:plain

こんな感じで動きます。
Mac側のSimulatorは同時動作はしていません。
ただ、触っても動かないので、おそらく裏で動いていて、画面がローカルのWindows側に転送されてきているんでしょうね。

Simulatorでは以下のような機能に対応しています。

  • Homeキー
  • 画面のロック
  • スクリーンショット
  • 画面の回転
  • 位置情報の制御(限定的)
  • ソフトウェアキーボードとハードウェアキーボードの切り替え
  • Touch ID(まだ試してないですが)
  • シェイクジェスチャー
  • Toggle In-Call Status Bar(なんだろう?w)
  • モリー警告の意図的な発生?
  • OSのリブート

細かい動作は、ぜひご自分で試してみてください。

と言うわけで以上です!